カトリック宝塚教会
カトリック宝塚教会月報 2010年7月号
七月の光

主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

いつもの年と同じように
七月の光は、明るくて、
長い時間、私達を包み
魂まで染み込む暑さで溢れる。
地下から昏睡状態を脱して、
夏の預言者は木の枝に登り
僧の単調な祈りと同じように
世界のために鳴く。
それは暑さの上に描く蝉の声です。
浴衣を着て、こども達が
いろがみと夢の木の回りで、
喜んで踊る。
空の星も輝いた王女と同じように、
人間の踊りに加わる。
七月の夏は
すべての影を友達に変えて、
太陽光線を容赦なく私達を打つ鞭に変える。
けれども神様は宇宙の職人です。
自分の手で、太陽だけではなく
星がいっぱいの夜もかたち創ってくれた。
神様において、七月の光は
心の喜びです。