教会は“神の民”だけではなく、“キリストの神秘的な体”と呼ばれています。
キリストの体として教会はキリストから与られた御言葉を教え、任せられた行いを実行しなければなりません。
つまり、教会は全ての時代とすべての地方でキリストの使命を続けなければなりません。
もし、教会がキリストの御言葉と行いを実現しなければ、自分のアイデンティティを失い、キリストから離れてしまいます。
教会は自分の使命を完全に実行するために、キリストと同じように祈り、兄弟姉妹の交わりを求めなければなりません。
しかし、教会は具体的にどのように自分の使命を果たすことができるでしょうか?
キリストの使命に基づき、そして起源の教会に基づいて、カトリック教会は次の特性を通して自分の使命を果たします:
A:マルティリア(殉教、証し、宣教、宣言、教え)
B:リチュルギア(典礼、祈り、礼拝)
C:ディアコニア(奉仕、 世話、社会活動、教会の役割)
D:コイノニア(交わり、分かち合い、一致、アガぺ)
教会はキリストのように“マルティリア”を通して、神の国を述べ伝えます。
この働きは基本的に未信者(宣教)と求道者(入門講座)のための働きですが、信者も自分の信仰を豊かにするために、いつもキリストのメッセージに耳を傾けなければなりません。
この働きは神様の言葉を実現し、福音宣教の活動をします。
教会はキリストのように“リチュルギア”を通して、正しい礼拝を行います。
この働きは基本的に典礼と関係があります。
この働きの一番重要なところは秘跡です。
秘跡を通してキリストの救いを行います。
しかし、毎日の生活の中で典礼の神秘を実現しなければ、宗教は偽善になってしまいます。
教会はキリストのように“ディアコニア”を通して、この世の中で苦しんでいる人を解放します。
この働きには二つの特徴があります:
“ad intra”の奉仕(教会のため)と“ad extra”の奉仕(教会から社会へ)。
色々なチーム、グループと委員会で、信者は自分のカリスマに従って、教会のため、そして世の正義と平和のために自分の信仰を実践します。
この特性はキリストの行いを実現します。
確かに教会は福祉活動センターではありませんが、キリストと同じように神殿の中だけではなく、日常生活で人間を助けながら神様をよく礼拝します。
教会はキリストのように“コイノニア”を通して、三位一体の一致と交わりを実現します。
信者を結ぶ力は理想を追うことによるのではなく、生きている神様の愛です。
その愛に基づいて、信者は互いに愛し合って、この世の中で神の国のために働きます。
小教区は共同体と呼ぶことができますが、人数が多いため、兄弟姉妹の愛を生きることは難しいことです。
そのため、小教区の中で、小さな共同体(家族、グループなど)を作ると、信者の交わりと神様の愛を深めることが可能になります。