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2013年9月号 キリストの到来
主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

 夏休みが終わって、9月に私たちの教会は普通の活動に戻ります。戻ることは生き生きすることだと思います。 子供たちは学校に戻る時、最初の目標と憧れを新しくしたいでしょう。退院する人は家に戻る時、大きな喜びを持ちます。疲れて家庭の暖かさに戻る時、家族の愛情を味わいます。帰る人に「お帰りなさい」と言います。その時、離れることはもっと強く心をつなげるための必要な距離であることを知ります。

 キリストは復活して、この世から出て、天に昇られました。その時から、信徒は直接キリストの顔を見ることができないし、声を聞くことができません。しかし、私たちは寂しくはありません。この世に残っている信徒と天国に昇られたキリストの間の距離は、分裂ではなく、もっと強く出会うための歩まなければならない道であると思います。実は、キリストは私たちから離れていません。聖霊はキリストの言葉を思い出させてくださって、キリストの行いをさせてくださいます。

 キリストの到来を待ち望む人はのんびりしないで、待望に溢れてキリストの言葉を宣べ伝え、キリストの行いを実現します。このように働く人は、しばらく休んでも、休みを活発な待望に変えます。キリストは本当に離れていないと思う人は、キリストの到来を恐れないで、喜んで待ち望みます。この人にとって、神様の最後の裁きは怖いことではなく、完全な喜びを受けるための必要な判断です。このように信じる人は神様を待ち望んで、大きな待望を持ちます。

 信仰年の最後の季節が始まって、私たちは信仰宣言の最後の部分について考えなければなりません。夏休みが終わって、新しい力と信仰を持って、宣教司牧の活動に戻りましょう。また、いつも私たちの働きの目的を忘れないで、キリストの到来と神様の裁きを望みながら、主の道を整えましょう。


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