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毎年、六月には信徒総会があります。信徒総会は大会として細かい話は出来ませんが、必ず教会の歩みが明らかにされます。教会の歩みは過去と未来との間にあります。教会がどこから来るのかを知ることは大事ですが、どこへ行きたいのかはもっと大事であると思います。過去を思いだす信徒はいますが、誰も未来を予言することはできません。しかし、教会の惰性の力に基づき、そして目的がはっきり表れたら、わたしたちの共同体は迷うことなく、神の国の価値観に向かって、歩み続けることが出来ると思います。そのために、二年間の宣教司牧の計画を作って、みなさんと分かち合いたいと思います。宣教司牧の計画は狭い道ではなく、方向を示す幅広いヒントと指針です。実は、信徒がひとり一人、神の御言葉に従って、自分の霊的な計画を作らなければなりません。次の二年間の計画のスタートとして、次の十の言葉を示したいと思います。この十の言葉は簡単な指針ですが、宣教司牧の計画の中心です。
主任司祭として、みんなを守り、教え、導くことは最も重要な使命です。助けになればどうぞ、この十の言葉、聖書とメッセージを味わってください。 また出来れば、自分の考えをまとめるために、質問に応えてみてください。
① 宣 教(マルコ16,15)宣べ伝えられない信仰は弱くなって、結局 信仰を失ってしまう。
わたしは信仰を明らかにしていますか? 個人的なことなのでと、隠しますか?
② 知 恵(ヨハネ14,9)神様を知るために、キリストの教えを学ばなければなりません。
わたしは信仰を深めるために、どうすればよいと思いますか?
③ 祈 り(Ⅰテサロニケ5,17)祈りは心の息吹です。
イエス様が教えるとおり、わたしは絶えず祈っていますか?感謝していますか?
④ 祝 い(使徒言行録2,46)心を一つにして神様に感謝することは、心を解放してくれることです。
毎日曜日のミサに参加するために努力していますか?
⑤ 愛 情(ヨハネ13,34)愛は命の源です。愛されて、愛することは人生の本当の意味です。
わたしの心の中心は神様への愛ですか? 神様でなければ、誰ですか? 何ですか?
⑥ 奉 仕(ルカ22,27)キリストの生活は奉仕の模範です。奉仕は信仰の実りです。
教会の中だけではなく、社会の中で行うわたしの仕事は奉仕であると思いますか?
⑦ 一 致(ヨハネ17,21)教会の交わりは組織の道具ではなく、本当の信仰の証しです。
わたしは共同体の交わりのために、兄弟姉妹を心から赦していますか?
⑧ 喜 び(フィリピ4,4~)喜びは気持ちだけではなく、正しい方法に向かう心の状況です。
簡単に変わる気持ちではなく、わたしは心の底から喜べる人ですか?
⑨ 希 望(詩編27,14)信じる人は希望がある人です。待ち望む人はいつも信じる人です。
わたしは若者に信頼していますか? また先輩として、永遠の命を喜んで待ち望んでいますか?
⑩ 信 仰(ヨハネ14,1)信仰年が終わって、信仰の実を結ばなければなりません。
私には本当に信仰がありますか? もっと信仰を深める為にはどうすればいいと思いますか?
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