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2014年12月号 「待降節の歌」
主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

季節がすすんで、冬になる。
木の葉が落ちて、太陽が土まで暖める。

夜が長くなると、夢を見る時間も多くなる。

鳥が南の国へ渡って、空は来年の帰りまで広くなった。

寒さが体を被って、冷たい手が合掌して祈る。

暗やみが広がる時、もっとも小さな光でも強く輝く。

今は収穫を味わうための時。

待っている友人が遅れても、心の期待は増す。
安楽椅子に座って待たず、
寒くても、夜になっても、
玄関で地平線を眺めながら待つ時間。

信仰の光で夢を照らせば、
枝しかない木が馬小屋に変わり
人間の希望を現実にしてくださる。

葉の落ちた木が十字架に変わって、
消えない太陽の光で照らし、
暖めてくださる。


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